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フロリダの固定資産税が大幅減税へ?日本人オーナーが知っておきたいポイント

みなさんこんにちは。フロリダ不動産のMegumiです。

先週末ここフロリダ州で、家を持っている人にとって大きなニュースが出ましたね!

以前からデサンティス州知事が、「フロリダの固定資産税を撤廃する!」と言っていて、「本当にそうなるのかしら?」とかなり疑問に思っていました。
が今回、特に主たる住居、いわゆるHomestead物件に対する固定資産税を大きく軽減する案を打ち出し、州議会で特別会期が始まっています。

「フロリダの固定資産税がなくなるの?」
「日本人オーナーやこれから購入する方にも関係あるの?」
「投資物件や別荘も対象になるの?」

今回は、日本人にもわかりやすいように、このニュースのポイントを整理します。

まず大事なこと:まだ決定ではありません

今回の話は、すでに法律として確定した減税ではありません。
現時点では、州知事が提案し、フロリダ州議会がその内容を検討している段階です。

もし議会がこの案を承認した場合、次のステップとして、フロリダ州の有権者による投票にかけられる可能性があります。フロリダ州の憲法改正には、通常の過半数ではなく、少なくとも60%の賛成が必要です。

つまり、今すぐ今年の固定資産税が下がるという話ではなく、早ければ2027年以降の税制に影響する可能性がある、という位置づけです。

そもそもフロリダの固定資産税とは?

日本の固定資産税と同じように、フロリダでも不動産を所有していると毎年Property Tax、つまり固定資産税がかかります。

この税金は、州というよりも、郡・市・学校区・消防・警察・インフラ整備など、地域の公共サービスを支える大切な財源になっています。

フロリダでは、主たる住居として住んでいる住宅に対して、Homestead Exemptionという税制優遇があります。たとえばJacksonville / Duval Countyでも、一定条件を満たす居住用住宅には最大で約$50,000の評価額控除が認められます。

さらに、Homesteadが認められると、Save Our Homesという仕組みにより、課税評価額の年間上昇が一定範囲に制限されます。長く住み続けるオーナーにとっては、税負担の急激な上昇を抑える重要な制度です。
(Homestead Exemptionについては、また別の回で詳しく説明しますね)

今回の提案のポイント

今回の提案は、簡単に言うと、Homestead物件、つまりフロリダ州民の主たる住居に対する固定資産税負担を大きく減らすことを目指すものです。

今回のフロリダ固定資産税減税案の主なポイントは、次の通りです。

  • 主な対象はHomestead物件
    • フロリダ州で主たる住居として使われている住宅が中心です。
    • 投資物件、賃貸物件、別荘、セカンドホームは同じ扱いにならない可能性があります。
  • Homestead Exemptionを大幅に拡大する案
    • 現在のHomestead控除よりも、さらに大きな控除を認める方向で検討されています。
    • これにより、主たる住居にかかる固定資産税の負担が大きく下がる可能性があります。
  • 将来的には主たる住居の固定資産税をさらに軽減、または段階的に廃止する可能性
    • 単なる小幅な減税ではなく、住宅所有者の税負担を大きく見直す内容として注目されています。
  • 地方政府の税収の使い道を制限する案
    • 残った固定資産税収について、警察、消防、教育、インフラ、自然資源保護など、基本的な公共サービスに使うことを重視する内容が含まれています。
  • 非Homestead物件や事業用不動産への影響も検討
    • 投資物件や商業不動産についても、課税評価額の上昇を抑える案が含まれています。
    • ただし、Homestead物件ほど大きな減税メリットが出るとは限りません。
  • 最終的には有権者投票が必要になる可能性
    • このような大きな税制変更は、州議会での承認だけでなく、フロリダ州の有権者による投票が必要になる可能性があります。
    • そのため、現時点では「決定事項」ではなく、「今後の動きを注視すべき提案段階」です。

報道されている内容では、Homestead Exemptionを大幅に拡大し、将来的には主たる住居にかかる固定資産税をさらに減らす、または段階的に廃止する道筋を作る案が含まれています。

特に注目されているのは、以下のような点です。

日本人オーナーにとって一番大事なポイント

日本人の方にとって特に重要なのは、この減税案の中心は“Homestead”物件であるという点です。

Homesteadとは、単に家を所有しているという意味ではありません。フロリダ州で主たる住居として住み、一定の居住要件を満たしている物件が対象です。

そのため、次のように考えるとわかりやすいです。

フロリダに実際に住んでいて、その家を主たる住居として使っている方にとっては、将来的に大きな減税メリットが出る可能性があります。

一方で、日本在住のままフロリダに投資物件を所有している方、バケーションホームとして所有している方、賃貸運用している方は、今回の減税メリットをそのまま受けられるとは限りません。

つまり、「フロリダの固定資産税が下がるらしい」と聞いても、自分の物件がHomesteadなのか、投資物件なのかによって影響は大きく変わります。

これから購入する方への影響

もしこの案が実現すれば、フロリダに実際に住む予定の買主にとっては、住宅購入後のランニングコストが下がる可能性があります。

住宅ローン、保険料、HOA費用、固定資産税は、フロリダで家を持つ際の大きな固定費です。特に近年は住宅価格や保険料の上昇により、毎月の負担を心配する方が増えています。

その中で固定資産税が軽減されれば、住宅購入を検討している方にとっては前向きな材料になります。

ただし、注意点もあります。固定資産税は地方公共サービスの財源でもあるため、税収が減った分をどのように補うのか、公共サービスに影響が出ないのか、また別の税金や費用に形を変えて負担が移る可能性はないのか、という議論もあります。

投資家・賃貸オーナーはどう見るべき?

投資家にとっては、今回のニュースを少し冷静に見る必要があります。

今回の主な減税対象は、あくまでHomestead、つまり主たる住居です。投資物件や賃貸物件は、通常Homesteadの対象ではありません。

そのため、投資用にフロリダ不動産を購入する場合は、「固定資産税が大幅に下がるから収支が良くなる」とすぐに考えるのは危険です。

ただし、非Homestead物件やビジネス物件について、評価額上昇の上限を抑える案も含まれているため、今後の詳細によっては投資物件にも一定の影響が出る可能性があります。

投資家の方は、最終的な法案内容と、各郡の税率・評価額・保険料・HOA費用を合わせて確認することが大切です。

まとめ:期待は大きいが、まだ様子を見る段階

今回のフロリダ固定資産税減税案は、実現すれば住宅所有者にとって非常に大きなニュースです。特にフロリダに実際に住み、Homestead Exemptionを受けている、またはこれから受ける予定の方には、大きなメリットが出る可能性があります。

一方で、まだ決定事項ではなく、議会での承認、知事の署名、そして有権者による投票というプロセスが残っています。また、投資物件・別荘・商業不動産がどこまで恩恵を受けるかは、主たる住居とは分けて考える必要があります。

フロリダ不動産を検討されている方は、物件価格だけでなく、固定資産税、保険料、HOA、将来の税制変更まで含めて総合的に判断することが大切です。

今後の動きもしっかりと注目していく必要がありますね。